6月4日(日)滋賀県内初となるブルーインパルスの展示飛行が彦根で行われ、金亀公園では野外イベント「彦根眺城フェス」が開催されました。また同3日(土)・4日(日)には静岡県浜松市で、「食」のイベント「家康楽市 in 浜松出世城2017」が開催。この2つのイベントを機に、近江ツーリズムボードのフードカー事業がついに本格始動しました。
近江ツーリズムボードでは、「美味しいもののない街には人は来ない」をコンセプトに美食による観光客誘致を推進しており、フードカーはその基軸となる事業です。現在近江ツーリズムボードが所有しているフードカーは3台。「鉄板焼き仕様」「さまざまなメニューに対応できるカフェ仕様」「バー仕様」のように3台それぞれの異なる機能を持っています。
今回は(株)千成亭が「鉄板焼き仕様」を、(株)一休庵が「カフェ仕様」をそれぞれレンタル。千成亭は「家康楽市」で近江牛ステーキ串を販売。 2日目にはイベント終了1時間半前に用意していたステーキ串全てを完売しました。一方「彦根眺城フェス」では一休庵が「肉巻きおにぎり」を販売。フードカーの前には行列ができ、お昼前には完売となりました。
今回フードカーを利用した千成亭の担当者によると、「フードカーはまず見た目のインパクトが凄く、人を引き寄せる効果は高い。また2日間のうち土曜日は風が強く、テントであれば資材が飛んだり、鉄板の熱が逃げてしまうが、フードカー内は強い風も問題にせず、鉄板の熱にも影響がない。また準備や撤収が素早くできるというのも魅力」とのことでした。 また、「彦根眺城フェス」に出店した一休庵の担当者は、「フードカーはまだこの辺りでは珍しく、非常に多くの方から『これ何?』『何してるの?』と興味を持っていただくことができた。イベントなどではフードカーに注目していただくことで他店舗を一歩リードできること間違いなし」と話します。
彦根を中心とした湖東エリアを「美食のまち」として売り出していくためには、まずこのエリアが「美食のまち」であるというPRが大切です。その点、フードカーは見た目のインパクトで人を引き寄せる力があり、宣伝効果は高いといえます。また、フードカーは風にも強く、準備や撤収の面でも優れており、何よりも、この“目立つ”フードカーが各地で出店し、いろいろな場所で近江の美味しいものを提供し続けることで、「湖東エリア=美食のまち」というPRに大きな貢献ができるのではないでしょうか。
近江ツーリズムボードのフードカーは「美味しいもの」で人を呼び込み、このエリアを活性化させていく“動く広告塔”として、今後、大きな役割を担っていきます。