本年度4月より観光庁の補助事業を受託し、外部専門人材を1名雇用し、インバウンド誘客を本格再開しました。雇用したのは、オーストラリアやオランダ、ニュージーランドの政府観光局でインバウンドやマーケティング部門の職を歴任された浅岡正男氏。浅岡氏と連携し、アフターコロナのインバウンド誘客を推進するため、体験商品開発や、旅行会社・ランドオペレーター等への営業を実施しています。
本年度のこれまでの誘客事例としては、米原駅から彦根城までの自転車ツアー(アメリカ)や豆腐づくり体験(スイス)、近江牛視察ツアー(ポルトガル)等の個人客向けツアー手配の他、学校交流事業(アメリカ)やクルーズ乗船客向け日帰りツアー(欧米)、宿泊(マレーシア)等の団体客向け手配も実施中。また、旅行会社担当者を招聘し、各事業者・施設・体験を視察いただき、各会社が販売する日本周遊ツアーに組み込んでいただく取組等も行っています。近々では特に、学校交流事業や企業視察の問合せが多く、アメリカ、フィリピン、台湾等、様々な国からのニーズを受けているところです。
体験商品開発においては、昨今の傾向である「付加価値の高い探求型体験」「ビギナーからアドバンスへ」というより深い体験商品の開発を目指し、湖東湖北の5市4町の観光協会様・DMO様と連携・相談し、事業を進めています。
2023年上半期の訪日外国人旅行者は推計で1071万2000人と言われ、1000万人を超えるのは新型コロナ感染拡大前の2019年以来、4年ぶり。コロナ渦で準備してきたことを、この好機にしっかりと世界にプレゼンし、2025年の大阪・関西万博や、2027年の彦根城世界遺産登録に向け、誘客をしっかりと進めてまいります。