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2021.06.02

令和2年度 彦根市観光満足度調査速報

令和2年度に一般社団法人近江ツーリズムボードが実施した「彦根市観光客満足度調査」の速報を公開。彦根市内観光エリア4箇所に調査ポイントを設定し、彦根市を訪れた日本人観光客にランダムでアンケート調査を実施した結果、490名分のサンプルを得ることができた。なお、昨年度まで実施していた外国人観光客への調査は、コロナウイルス感染症による訪日外国人の渡航制限を受け、未実施となった。本調査は平成 21年度に観光庁により全国50地域を対象に実施された「観光地の魅力向上にけた評価手法調査事業報告書」で実施されたアンケート票を元に実施した。

日本人観光客の属性

回答者は、男性42.7%、女性57.3%で、主に20代~60代の幅広い世代が回答している。彦根への来訪回数は「初めて」が43.5%と一番多く、また、同行者は「1人」「夫婦のみ」「家族」などの近親者が8割を占め、Go Toキャンペーンの利用や安心安全な旅行の実践等が起因していると予想される。旅行日数は「日帰り」が約半数を占め、マイクロツーリズムへのニーズの高まりを予見させる結果となった。

彦根の満足度推移

彦根の総合満足度については、全体の81.1%が、「満足」以上の回答。昨年度の68.3%と比較し大幅に増加した。

サービス品質への評価は、「自然景観」と「街並みの景観」の順で、景観に関する評価が高い。次いで高いのは、観光施設に関する評価である。最も評価されていないのは、「費用の適切さ」となった。この評価の高さの順は、昨年度と変わっておらず、彦根滞在における割高感を、今後どのように解決するか、検討・改革していくことが必要である。