- 日時
- 2016年5月27日(金)受付 14:30~ / 講演会 15:00~16:30
- 会場
- 彦根商工会議所4階大ホール
近江ツーリズムボード・滋賀中央信用金庫・彦根商工会議所・滋賀県立大学 共催
多くの先進国がより多くの外国人観光客を受け入れているのに対して、日本の対外国人に対する観光産業は始まったばかりだ。
今回の講師 須田健太郎氏は、2005年、大学入学後の今後の人生について「世界レベルの偉業」を成し遂げたいと考えるようになった。そして「10,00万円をためて起業」することを目標に大学を中退、ベンチャー企業に就職した。1年後、2007年の22歳の時に株式会社フリープラスを設立。2010年より、人生を日本の観光立国に捧げようと決め、訪日観光業に参入した。訪日旅行(インバウンド)事業に参入。単身中国へ渡り、子会社を作る。東日本大震災で訪日観光客が激減したが、「旅行市場が未成熟なアジア各国からの訪日客は伸びしろが大きく、必ず商機がある」と考え、東南アジア諸国を開拓、フリープラスの成長基盤を固めた。
自身には「失うものがない」と語り、利益率が低いことからアジアからのツアーを敬遠しがちな大手旅行代理店などに対して、「ある種のイノベーションのジレンマに陥っている競争相手に奇襲攻撃を仕掛ける」ことで一気に成長を加速させたのだという。
創業前に、「サービス業によって人々に幸せを提供することができる。この幸せの提供を世界中に広めることができれば、素敵な世界になるんじゃないか、そう思いました。20歳の時に、サービスによって幸せを提供できる世界企業を作ろうと決めました」という。
株式会社フリープラスは、日本を通じて『人生に残る思い出をプレゼントする』ことを経営理念としている。
本講演では、理念と使命を軸にして、日本の訪日観光という領域で世界No.1となることを信じ、躍進する須田社長の起業マインドとインバウンド事業の経験とノウハウをお話いただくことになっている。更には、須田社長の言う「日本の観光立国を成し遂げ、日本のファンを世界に広げ、日本の元気の原動力となる」の「日本」を「近江」に置き換えて、「近江」のファンを世界に広めるための秘訣にも触れる。
インバウンド市場には、数々の起業のチャンスが眠っている。(一社)近江ツーリズムボード・滋賀中央信用金庫・彦根商工会議所・滋賀県立大学 共催のセミナーで、シーズを発見できるにちがいない。