4月1日付で、小林大吾氏が、国土交通省観光庁より彦根市産業部観光企画課に着任しました。
小林氏は、2010年から2013年の間、在広州日本国総領事館で勤務したほか、3月末までは観光庁で中国インバウンド市場を担当するなど、中国事情に精通しております。
現在、市役所でインバウンドを中心とした観光行政に従事するとともに、近江ツーリズムボードの補助を行っていただいており、今後は、DMO体制の構築・OTB事業の支援・マーケティング調査に加え、観光庁ほか、関係省庁・日本政府観光局との連絡・調整という面でも近江ツーリズムボードを支援していただく予定です。
小林氏より一言
昨年(2016年)の訪日外国人旅行者数は2404万人、訪日外国人旅行消費額は3兆7476億円となり、ここ数年、訪日インバウンド市場は右肩上がりの成長を続けております。しかしながら、滋賀県は他の県と比べても、外国人の認知度が高いとは言えず、観光に訪れる外国人もそれほど多くないのが現状かと思います。また、観光地や飲食店における多言語表記や決済環境の整備などの受入環境もまだまだ十分ではないように見受けられます。
日本政府は2020年までに訪日外国人旅行者数4000万人、訪日外国人旅行消費額8兆円という高い目標を設定しており、今後もインバウンド市場は拡大を続けていくものと予想されます。そうしたトレンドの中で、より多くの外国人旅行者に近江地域にも足を運んでもらうためには、近江ツーリズムボードの会員各社のお力が必要不可欠です。
私も観光資源の創造、磨き上げによる近江地域の魅力の向上・発信に力を尽くして参りたいと思いますので、皆様のご指導、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。