Dramatic Legacy + Dining 「梅あかり」開催期間中の3月18日(土)に、ヒコネ・ヒカリサイクル「光のオブジェ」展が行われ、入賞の5作品が彦根城大手門に展示されるとともに、表彰式があった。入賞者は、武田まりんさん(彦根市)、原田昌典(彦根市)、山本ひまりさん(大津市)、松宮花歩さん(犬上郡)、山本修平さん(近江八幡市)。 第一位に選ばれた松宮花歩さん甲良西小4年生だった。
「HIKONE WALL 四季を楽しむ光の石垣」
松宮花歩さん 甲良西小4年生・犬上郡甲良町
彦根城には昔は3重のお堀があったとお父さんに聞きました。
今はもうなくなってしまったけどたくさんの石があったんだろうと思いました。
今まで450年の間に色々な四季の風景があったことを想像して光の灯ろうで表現する石がきを作ったらキレイだと思いました。彦根城は四季で色々な風景があります。
その色々な風景が光で浮かび上がると色とりどりキレイだと思いました。
ひとつひとつは四角い箱で組み立てたり、並べたり自由な形に展示できるオブジェです。
「光の器」
原田昌典さん 専門学校講師・彦根市
過去・現在・未来 いずれの時にも存在する「光」を作品の一部に扱う時に考えることは時間のことである。今回、天面の燈体が敷き詰められた箇所が未来とするならば、さしずめ地面は過去である。過去と未来をつなぐように紐を渡したところ器のかたちに見えてきた。光(未来)が波々と注がれた器が彦根城内の夜を照らし、未来への希望の思いを馳せる。
「ヒコマネキ」
山本ひまりさん アナウンサー・大津市
地面から井伊家のかぶとをかぶった招き猫が頭(顔半分)だけのぞかせていて、また、人や未来を招く手も地面からO部のぞいているデザインで、その前で写真を撮ると幸せになれる(?)オブジェです。
「彦根410周年の刻〜光時計〜」
山本修平さん 会社員・近江八幡市
“築城410周年 歴史ある彦根市の時代を刻む”をコンセプトにルービックキューブ形式の光の時計をオブジェにします。
太陽電池ユニットを彦根万灯流しや多賀大社万灯祭のちょうちんに見立てて「井桁」「四百十年」「橘家紋」「彦」の文字を表現します。
上下5列のパーツに別れ、1・3・5列目が時間によって回転します(10分ごとに60°回転を想定)。毎時00分~10分の間のみ、各面に4つの絵柄が浮かび上がります(10分間)。
「光の燈」
武田まりん 専門学校講師・彦根市
彦根城内に設置することから、「日本」をテーマに考えました。大きな燈の形を模したオブジェの隙間から光が漏れ出し、夜の彦根城を明るく、幻想的に照らす風景を楽しんでもらえたら幸いです。