(一社)近江ツーリズムボードは設立2年目を迎えました。 また昨年の訪日外国人客数も2400万人を超え、政府目標の2020年4000万人という数字も視野に入ってきました。 いよいよ地域DMOの活躍するステージが出来てきましたが、目的地決定や滞在時の愉しみ方の提案において、インパクトのあるコンテンツが必要となる年です。取り組むべき幾つかのポイントを挙げます。
地域連携による発信
アップルの創始者スティーヴ・ジョブスの『点と点を繋ぐ!』という名言があります。これは、過去の経験・現在・そして未来の姿を繋げることにより一つの道ができることを意味しています。応用して考えると、歴史遺産とトレンド、さらに未来の科学技術を結びつけて新しいアイデアを生み出すことが重要となります。さらに、OTBの特色である地域連携をさらに強化し、点と点の繋ぎ合わせで、強力で魅力的な幾つものライン設定が可能となります。
レガシーを使いこなす!
東京オリンピックパラリンピックの施設整備に関して「レガシー」という言葉が話題となっています。多くは形に残るインフラなどのハードのレガシーが注目されていますが、ソフト・レガシーにも目を向けるべきです。
近江地域に遺る歴史遺産を、全国の来訪者や訪日外国人の方のニーズに合った非日常型の体験、参加型イベント、文化やスポーツとの結合型事業などを創造したいと考えています。
また、今年は彦根市で「国宝・彦根城築城410年祭」が開催され、多くの集客が見込めます。この機会に連携市町と一緒に滞在型観光のベースづくりを進められるようご協力をお願いします。