2016.08.22

(一社)豊岡観光イノベーション視察報告

 当会企画委員会では、8月9日(火)上田委員長、田井中副委員長、矢田委員、彦根市役所観光企画課職員らが出席して(一社)豊岡観光イノベーション(豊岡市内)視察研修会を開催しました。
 道中の車内にて、事前調査を行った担当事務局より、視察研修のスケジュールや取組概要など予備知識のレクチャーを受けた後、豊岡市庁舎別館にて、(一社)豊岡観光イノベーションの設立から携わっている川角氏(市出向職員)から具体的な取り組みについてお話しいただきました。
 説明後、豊岡市内の観光エリアである出石、城崎を中心に現地視察が行われ、各々現地では、出石まちづくり公社の赤浦氏、観光案内所SOZORO(全但バス(株))小坂氏、城崎温泉観光協会の野竿氏よりご案内いただきました。

 (一社)豊岡観光イノベーションは、豊岡市、ウィラーコーポレーション(株)、全但バス(株)、(株)但馬銀行、但馬信用金庫が各々出資と事務局スタッフを出向させており、更には先般、三井物産(株)から事業本部長として田辺氏を迎え、盤石な体制でスタートを切りました。今後3年間で徐々に市補助を減らし、旅行代理業務を中心とした事業収入の比率を高めていく計画です。

 (一社)豊岡観光イノベーションの特徴は、「出来ることから着実に実行する」という行動指針のもと、これまで豊岡市や関係各社が観光投資を行ってきた城崎温泉で成功事例を作り(例:全但バス(株)は観光案内所SOZOROを開設)、出石等周辺エリアに送客を広げていく戦略をとっています。代表的な取組は、城崎温泉の海外向け宿泊予約ウェブサイト「Visit Kinosaki」(これまで市が運営してきたが、今後DMOが運営)や観光案内所SOZOROによる窓口業務です。豊岡ではこれらの連携によりワンストップ窓口を形成することを目指しています。できることから実行に移し、幅を広げていく戦略が建設的であり、実行可能性を高めていると言えそうです。  川角氏のお話の中にもあった「ワンストップ窓口に統一の答えはない」という言葉のように各地域にある既存の資源を活用することで各地域特有のワンストップ窓口を形成していくことが、今全国のDMOに求められているのかもしれません。