2017.10.26

観光地として海外旅行代理店から求められているもの

Visit Japan Travel & MICE Mart 事務局参加レポート

9月下旬 東京ビックサイトで開催された観光商談会 Visit Japan Travel & MICE Mart(VJTM)に参加してきました。VJTMは海外から約400社、国内から約700社、計1000社以上の旅行代理店及び観光関連団体が参加する世界でも最大規模の観光商談会です。近江ツーリズムボードとして8商談、近江路観光圏として16商談、合計24回 海外旅行代理店と商談をする中で、海外旅行代理店から最も多かった質問をピックアップしてみました。 当たり前の話…もあると思いますが、改めて

1. 『京都や大阪では体験できないもの(他ではできないもの)はありますか?』

海外の旅行代理店から一番訊かれた質問は、「他の地域では体験できないものがあるか?」ということです。 24件の商談を通して一番人気があったのが[七曲り仏壇の工芸体験]、その次に人気だったのが[竹生島クルーズ]。 また鮒ずしに興味を示す代理店も多くありました。

2. 『夜はどこに連れて行けばいい(楽しい)ですか?』

湖東エリアの魅力について説明した後で、「湖東エリアが魅力的なことはわかりました。では夜はどこへ連れて行けばお客様に楽しんでもらえますか?」という質問が必ずといっていいほどありました。 インバウンド観光客は、夜ホテルでじっとしているのを好まないので、夜どこかに連れて行くところがなければ、宿泊先としてはプランに入れにくいということです。  

3. 『現地の人(日本人)とのふれ合い・交流はできますか?』

観光客は現地の人(日本人)との交流を求めており、また話を聞くだけでなく、自分の国や文化、自分の家族のことについて話したいという要望が高まっているということでした。 今までのツアーは、ガイドが一方的に案内したり説明するだけのものが多かったのですが、近年求められているのは双方のスタイルであり、観光客を主役にして自国の話をしてもらう仕組み作りが大切だと痛感しました。

4. 『それはいつ行っても体験できますか?』

[年間を通していつ行っても必ずできる体験]は代理店にとってはプランを組みやすいとのことでした。 桜やホタル、花火など期間限定のものは、個人旅行者にとっては人気ですが、代理店は避けたがるようです。 また、酒造り体験なども、期間限定(だいたい12月頃)とわかると興味を失ってしまう代理店が多くありました。

5. 『雨が降っても大丈夫ですか? 雨が降った場合の代案(プラン)は?』

当たり前の話ですが、代理店にとっては雨が降った場合でも安定して開催できるツアープランづくりが必要とのことです。

今回の商談会では、上記の質問以外にも貴重な現地旅行代理店の生の声を多く聞くことができました。特に全商談会を通して伝わってきたのは、どの代理店も[京都に代わる次の観光地]を必死で探しているということです。京都に代わる次の観光地を探しているが、なかなか上記の質問にあるような要件を満たす観光地がなかなか見つかっていないというのが現状のようでした。これは、彦根をはじめ、米原市、多賀町、豊郷町、愛荘町、甲良町を含む湖東エリアにとっては、大きなチャンスでもあります。[夜の観光プラン]など難しい課題もありますが、[現地の日本人との交流]の魅力という点に関しては、工夫次第でまだまだ大きな可能性があると感じました。海外代理店は必死で[次の観光地]を探しているわけですから、今回の商談会での経験を活かして、この湖東エリアを代理店の目から見ても[魅力的な観光地]に作り上げていくことが近江ツーリズムボードの重要な役割であると改めて実感しました。